リハビリテーション科は、理学療法部門、作業療法部門、言語聴覚療法部門の3部門で構成されています。理学療法士23名、作業療法士4名、言語聴覚士2名の計29名が所属しており、各々の領域で専門性を生かした治療を行っております。
各関係診療科との間の連携を図りつつ、運動機能障害などに対するリハビリテーションに加え、専門分野別(手の外科・呼吸器・循環・嚥下・高次脳機能など)リハビリテーションなどを積極的に取り組むことにより、総合的な機能の充実を図っています。
また科別、病棟別カンファレンスに参加や総回診に同行、勉強会開催など他部門とのチーム医療に積極的に関わっています。
リハビリテーション科スタッフは、日々知識・技術の向上に努め、地域住民に対して質の高いリハビリテーション医療を提供します。
整形外科領域、脳血管障害等が多くを占めますが、呼吸器疾患・外科術後の呼吸理学療法、各種嚥下障害への対応、作業関連疾患・生活習慣病への対応も増えています。
整形外科、脳外科疾患を中心に、内科・外科領域での呼吸理学療法や廃用症候群の予防と改善、呼吸・循環器領域に対する運動療法などを行なっています。
動きにくい関節(関節可動域制限)、弱くなった筋力(筋力低下)、持久力の不足(持久力低下)、円滑な運動ができない状態(協調運動障害)等に対し、運動療法(関節可動域運動、筋力増強運動)を行い、それにより寝返り・起き上がり・坐位・立ち上がり・立位・歩行といった基本的動作の改善を図ります。
身体機能の回復と日常生活動作能力を向上させ患者の自立した生活、つまり実用的な移動能力を向上させることを目指します。
整形外科、脳外科疾患を中心に、身体機能の回復、手の外科の領域、住環境・機器の調整等において多くの介入を行なっています。
指先での細かい動作の障害(巧緻性障害)、弱くなった筋力(筋力低下)、長時間坐ったり立ったり出来ない状態(持久力低下)に対して、細かい手指の動作を利用した作業を用いて治療を行い、それにより日常生活に直接関係のある食事・更衣・整容・排泄・入浴・家事などの作業動作の改善を図ります。
脳外科疾患と摂食嚥下障害が中心で、コミュニケーション能力および経口摂取の確立を目指し早期から積極的に介入しています。
コミュニケーション障害のある患者さんに対して、どう対応すれば意思の疎通や情報のやり取りが円滑に行えるかを考え、実践していきます。また嚥下障害の評価や訓練に対しても中心的役割を果たします。 個別療法室が3室備わっています。
疾患別 | 理学療法 | 作業療法 | 言語聴覚療法 |
---|---|---|---|
運動器疾患 | 12909 | 4177 | 0 |
脳血管疾患 | 7790 | 3526 | 3302 |
廃用症候群 | 9014 | 307 | 685 |
呼吸器疾患 | 3944 | 48 | 928 |
心大血管疾患 | 2359 | 0 | 0 |
がん疾患 | 1605 | 0 | 13 |
摂食機能療法 | 0 | 0 | 1887 |
合 計 | 37621 | 8058 | 6815 |
疾患別 | 理学療法 | 作業療法 | 言語聴覚療法 |
---|---|---|---|
運動器疾患 | 21678 | 6674 | 0 |
脳血管疾患 | 12301 | 5708 | 4330 |
廃用症候群 | 11596 | 607 | 805 |
呼吸器疾患 | 5155 | 69 | 1181 |
心大血管疾患 | 3362 | 0 | 0 |
がん疾患 | 2298 | 0 | 13 |
摂食機能療法 | 0 | 0 | 2830.5 |
合 計 | 56390 | 13058 | 9159.5 |
2022年度
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