受付時間

8:30~11:00

診療時間

9:00~17:00

休診日

土曜・日曜・祝日

薬剤部

はじめに

薬剤部は、個々の患者さんに安全で適切な薬物療法を提供できるように、医師、看護師、他の医療スタッフと連携しながら、よりよい薬物療法の推進に努めています。 医薬品の調剤や管理だけでなく、持参薬も含めた薬剤管理指導業務やレジメン管理に基づいた抗がん剤の調製なども行っています。
また、感染対策、医療安全、緩和ケア、褥瘡対策や栄養サポートチーム(NST)の一員としても活動しています。
さらに、薬学部の実務実習受け入れ病院として、各大学より学生の受け入れを行っています。

主な業務内容

内服・外用調剤業務

当院では医薬分業の方針に準じて、院外処方箋を発行しておりその発行率は91.9%となっています。院外処方せんを受け取られた後は、かかりつけ薬局にて説明を受けたのちにお薬をお受けとりいただきます。
入院中のお薬については、電子カルテと連動した部門システムを介して処方箋をチェックし、個々の年齢・性別・腎機能や肝機能等から投与量の確認を行った上、必要な場合は医師へ疑義照会し、確認を行った後に調剤を行い、医薬品の適正使用に努めています。

内服・外用調剤業務

注射調剤業務

入院中および外来での点滴や皮下注射等の治療が必要な方に対して医師の指示に基づき、1施用ごとの払出を行っております。注射薬自動払出システムを用いて自動化とスピードアップを測り搬送用カートを用いて病棟に供給しています。

注射調剤業務

抗がん剤調製

抗がん剤の投与に際しては、事前に化学療法委員会で承認された投与レジメンに添って、抗がん剤の投与スケジュールや投与量・減量基準等に基づき投与量の確認を行います。
投与当日には医師の指示に基づき安全キャビネット内で抗がん剤の調製を行い、調製量のチェックや異物がないか等の確認した後に払い出します。

抗がん剤調製

麻薬管理

内服薬・注射薬・外用薬の医療用麻薬を管理し、手術後の疼痛やがん性疼痛、慢性的な疼痛緩和に対する運用管理を行っています。医療用麻薬管理システムを用いて適切な医療用麻薬管理に努めています。

医療用麻薬管理

医薬品情報業務

電子カルテ上で緊急安全性、添付文書の変更等を関係部門に周知しています。また、DIニュースの発行を行っております。

薬剤管理指導および病棟薬剤業務

全病棟に薬剤師が常駐し、入院時の持参薬の鑑別から入院中に処方された医薬品の説明、退院時の服薬指導まで、患者さんに正しく安全に薬を提供するための活動を行っています。

また、薬剤の効果や副作用の有無を確認し、医師に処方提案を行ったり、病棟スタッフからの問い合わせへの対応など薬物治療に関する業務も行っています。

参加団体及び所属学会

  • 日本病院薬剤師会
  • 日本医療薬学会
  • 日本化学療法学会
  • 日本臨床腫瘍薬学会
  • 日本医薬品情報学会
  • 医療の質・安全学会

実績

薬剤管理指導件数

項目名称 件数
総指導 4995
服薬指導 9178
ハイリスク指導 3613
通常指導 4770
麻薬指導 82
退院指導 2110
外来がん指導3件数 75
合計 24823

薬物血中モニタリング件数

項目名称 件数
VCM 155
TEIC 4
GM 5
合計 164

無菌製剤調製件数

項目名称 件数
TPN 141
抗がん剤(入院) 222
抗がん剤(外来) 1414
合計 1777

2022年度

実務実習

当院では約11週間の実習期間中にカリキュラムに沿った実習を行います。病棟薬剤業務、薬剤管理指導業務を中心に、また、各種チーム医療へ参加し、病院薬剤師の業務について実習を行っていただきます。

2022年 Ⅱ期 大阪大谷大学 1名
Ⅲ期 大阪大谷大学 1名
Ⅳ期 徳島文理大学 1名
同志社女子大学 1名
2023年 Ⅲ期 立命館大学 1名
Ⅳ期 京都薬科大学 1名

各学会(研修会)発表

2022年度

  • 「当院における硬膜外PCAポンプによる疼痛コントロール調査」
    ○ 三星マヤカ (第27回和歌山県病院協会学術大会 2022.11.6)
  • 「カルボプラチン脱感作療法を経験して」
    ○ 宮本賢典 (第60回全国自治体病院学会 2022.11.10)
  • 「エンレスト導入による血圧変化の調査」
    ○ 朝倉瑞季 (令和4年度和歌山県病院薬剤師会スキルアップ研修会 2023.1.21)
  • 「免疫チェックポイント阻害薬について」
    ○ 森崎潤埜 (令和4年度病薬連携研修会 2023.2.24)

2023年度

  • 「伊都橋本医療圏おける免疫関連有害事象マネージメントの取り組み」
    ○ 森崎潤埜 (第 32 回 日本がんチーム医療研究会 2023.10.14)
  • 「当院における持参薬利用の実態 医療費削減のために」
    ○ 畑中星輝 (第 45 回 日本病院薬剤師会 近畿学術大会 2024.1.27)
  • 「抗菌薬の供給制限に伴う広域抗菌薬の使用制限と適正使用の推進について」
    ○ 西之坊実里 (第 45 回 日本病院薬剤師会 近畿学術大会 2024.1.27)
  • 「標準用法導入と導入後の使用動向調査」
    ○ 松山真範 (第 45 回 日本病院薬剤師会 近畿学術大会 2024.1.28)
  • 「制吐薬について 〜制吐薬適正使用ガイドライン2023年版〜」
    ○ 宮本賢典 (令和5年度 病薬連携研修会 2024.3.19)

TOP