住み慣れた地域で安心して暮らせる医療を提供

住み慣れた地域で安心して暮らせる医療を提供

団塊の世代が75歳以上となる2025年（令和7年）以降、国民の医療や介護の需要が、さらに増加することが見込まれています。そのため、厚生労働省においては、2025年（令和7年）を目途に、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制（地域包括ケアシステム）の構築を推進しています。
そのため、当院では地域包括ケア病棟を平成25年に開設し、緊急患者受け入れに始まり、急性期を終えた患者のリハビリテーション、在宅・生活復帰支援の役割も担うなど、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせる医療を提供に努めています。

地域包括システムは、高齢化社会における介護需要急増という課題に、医療・介護専門職から地域住民までが一丸となって取り組む仕組みです。2025年を目途に、団塊世代の高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで送れるよう、「住まい」「医療」「介護」「予防」「生活支援」を切れ目なく一体的に提供する体制の構築が進められています。