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病院長就任のご挨拶

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令和8 (2026)年4月より、橋本市民病院の病院長を拝命いたしました中村公紀(なかむらまさき)と申します。

私はこれまで和歌山県立医科大学にて20年間、消化器外科医として臨床・研究・教育に携わってまいりました。消化器がん、特に胃がん・食道がんの手術・治療に取り組む中で、多くの患者さんやご家族、そして医療スタッフの皆さんに支えられてきました。医療は医師だけで完結するものではなく、看護師やさまざまな専門職が力を合わせて患者さんを支える「チーム医療」であることを、現場で深く学びました。

現在、当院を取り巻く環境は決して容易ではありません。しかし、この地域における当院の役割は非常に大きく、救急医療をはじめとして、安心して医療を受けていただける体制を守り続けていく責務があります。私は、当院の使命を「地域の皆さまの命と暮らしを支える基盤を守ること」と考えております。

橋本市は和歌山県の北東端に位置し、世界遺産・高野山の麓に広がる歴史と文化の息づく街です。当院は、1947年に組合立国保橋本病院として開院後、1963年に国保橋本市民病院へ移行し、2004年に現在地(橋本市小峰台)へ新築移転しました。地域の中核病院としてがん診療連携拠点病院や災害拠点病院の指定を受け、高度急性期医療や救急医療を提供しています。この歴史ある街で地域医療を担ってきた伝統のある病院をさらに発展させ、地域の皆さまに一層貢献できるよう努めてまいります。

その実現に向け、特に次の三つの取り組みを進めてまいります。

一つ目は、「救急医療の充実」です。
和歌山県立医科大学附属病院との遠隔集中治療支援などの連携を強化し、重症患者にも対応できる体制を構築するとともに、「断らない救急」の実現を目指します。
二つ目は、「患者さんの身体への負担が少ない低侵襲治療の推進」です。
手術支援ロボット(da Vinci Xi)を活用した低侵襲手術や、循環器・脳神経領域における血管内治療の充実により、患者さんの身体的負担を軽減した質の高い医療を提供してまいります。
三つ目は、「医療人材の育成と学べる環境づくり」です。
当院は、卒後臨床研修評価機構(JCEP)の認定を受けております。今後も医療スタッフおよび職員が互いに知識や技術を高め合い、成長できる教育環境を整えることで、病院全体の医療の質と安全性のさらなる向上を図ってまいります。

これからも地域に寄り添い、皆さまに信頼される病院であり続けられるよう、職員一同力を尽くしてまいります。
今後ともご理解とご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

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