検査項目
TP(総蛋白)
健康や栄養状態の指標になります。
基準値:6.5~7.9g/dl
アルブミン
総蛋白のうち最も多い成分で、栄養状態や肝障害の程度を反映します。
基準値:3.9g/dl以上
A/G比(アルブミン/グロブリン比)
蛋白の構成成分であるアルブミンとグロブリンの比で、血清蛋白の異常を知る目安になります。
基準値:1.2~2.1
T.Bil(総ビリルビン)
黄疸や肝、胆道系疾患の診断に用いられます。
基準値:0.40~1.50mg/dl
AST(GOT)(グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ)
肝疾患の指標となる酵素で、肝以外にも骨格筋や心筋などにも多く存在します。
基準値:30U/l 以下
ALT(GPT)(グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ)
特に肝細胞の壊死や破壊によって血中に逸脱する酵素で、肝疾患の指標になります。
基準値:30U/l 以下
ALP(アルカリホスファターゼ)
肝、胆道系酵素の一つで、閉塞性黄疸や胆汁うっ滞の指標になります。骨の病気でも高値を呈します。
基準値:38~113IU/l
LDH(乳酸脱水素酵素)
全身のあらゆる組織に分布し、細胞障害の程度を反映します。
基準値:124~222IU/l
ChE(コリンエステラーゼ)
肝実質機能を知る検査の一つで、重症度の指標となります。
基準値:男性 240~486U/l、女性 201~421U/l
γ‐GT(γ‐GTP:γグルタミルトランスペプチダーゼ)
肝障害や胆汁うっ滞の指標となり、特にアルコール性肝障害で高値となります。
基準値:50U/l 以下
LAP(ロイシンアミノペプチダーゼ)
肝胆道系酵素の一つで、胆汁流出障害や肝細胞障害を反映します。
基準値:30~70IU/l
蛋白分画
総蛋白を詳しく種類分けして、その割合から病気の診断に役立てます。