内科(代謝・内分泌)は主として糖尿病・脂質異常症・肥満症・高血圧・メタボリックシンドローム等のいわゆる「生活習慣病」の診断・治療・管理をおこなっています。
生活習慣病は動脈硬化の危険因子として、特に高齢者のQOLに大きな影響を及ぼすと考えられ、2007年以降、超高齢化社会に突入したわが国では生活習慣に早期から積極的に介入して個々の患者さんに良質な日常生活を送っていただくことが社会的にも最重要課題となってきています。
これらの疾患を有する患者さんに対して長期間にわたる日常生活への介入、病態・病期に即した薬物治療の選択を行っていくためには、地域全体で医療連携を推進していく必要があります。
当地域の基幹医療施設である当院においては総合病院の利点を生かして各専門科や各専門職(看護師・栄養士・薬剤師・検査技師・理学療法士等)との連携を図って、重症度や合併症の評価を行い、それに基づいた生活指導や治療介入を行います。
安定した患者さんは病診連携により主として開業医の先生方に加療して戴き、必要に応じて、6ヶ月に1回程度、当科にても併診させて戴きます。病状が変化した場合は再度当科にて治療の見直しを行い、入院を要する併発症が生じた場合は、当院において必要な治療を行います。
内分泌疾患では甲状腺疾患がもっともポピュラーですが、最近画像診断の発達により臨床徴候の明らかでない時期に発見される症例も増えてきています。
比較的特殊な検査を要するこれらの内分泌疾患の診断及び治療方針の決定を行います。
甲状腺機能亢進症は外来における薬物治療によりコントロールできる場合が多く、維持療法の段階になればできるだけ開業医の先生方にフォローして戴く方針です。
以下の糖尿病患者さんをご紹介下さい。
(※1)原則としてHbA1Cが7%未満で安定すれば、逆紹介させていただきます。
(※2)重症度に応じて半年~1年に1回程度、当科にて併診させていただきます。