<1部>橋本市民病院 | ||
---|---|---|
①診療科紹介 | 歯科口腔外科 | 田中 章夫 |
泌尿器外科 | 稲垣 武 | |
救急科 | 北山 淳一 | |
外科 | 坂田 好史 | |
リハビリ科 | 槻木 重裕 | |
②地域医療連携室 | 前方連携 | 兼平 龍一 |
後方連携 | 泉本 大祐 |
<2部>パネルディスカッション 「認知症患者について」 | |
---|---|
司会進行 | 古川 健一 |
なかいクリニック | 中井 康人 先生 |
上田神経科クリニック | 上田 英樹 先生 |
日赤和歌山医療センター 認知症看護認定看護師 | 米田 恭子 様 |
橋本市役所 健康福祉部 いきいき長寿課 | 城 雅代 様 |
秋津鴻池病院 相談員 | 都築 哲翁 様 |
医師 | 橋本市民病院 脳外科 大饗医師 |
---|---|
看護師 | 和歌山日赤医療センター 認知症認定看護師 米田 恭子 様 |
相談員 | 秋津鴻池病院 都築 哲翁 様 |
行政 | 橋本市役所 健康福祉部 いきいき長寿課 城 雅代 様 |
医師
当院では認知症でBPSDともなっていても治療可能です
看護師
本人の状態を良く観察し、説明が通じるのであればきちんと説明の上治療を開始し、興奮状態等続くのであれば医師と相談し、投薬治療を考慮します
相談員
ご本人の生活環境を鑑みる必要があると考えます
医師
暴力など、他人に危害を加える可能性がある場合などは、精神かや診療内科は紹介させて頂き連携をとっています
看護師
医師の回答をご参照ください
相談員
早期発見早期対応を行い、なるべくご本人と話し合う時間を作り出す事が出来ると思います
行政
認知症かもしれない、と感じる症状に気づいた段階だと思います
医師
排便・排尿の世話で負担が強い場合など、家族の方の介護負担が非常に強い場合は、施設への入所を考えていきます
看護師
家族の介護負担の程度を指標として、判断していくのが良いのではないでしょうか
相談員
該当地域での在宅療養の体制により変化すると思われます
医師
地域住民への啓発やかかりつけの先生との連携をおこなっています
看護師
介護に携わる職員が情報を共有出来るシステムがあればと思います
相談員
ご本人の意志を尊重し、「遅い」の基準を明確にすべきと考えます
行政
可能であれば
行政
より連絡をとり、状況をお伝え致します医師
地域包括支援センターと連携して対応しています
看護師
家族の介護負担を聞き取る事を糸口に関わりを密にして気持ちをくみ取る事が大切であると考えます。家族全体で認知症への知識を高め、尊厳ある対応を実施できる事が望ましいと思います
相談員
ご本人の意志を確認し、奥深くの原因を突き止め、対応する必要があると考えます
医師
ご本人ご家族と協力し、返納できるよう支援しています
看護師
同乗し、運転の目的、頻度、道に迷う、小さな事故などを確認します。可能な限り代替方法を提案し、家族の協力を得ます
相談員
診察の場面でご家族を含めご説明されているかと思います。インフラ整備んも重要な問題の一つと考えます
医師
子供さんや身内の方に説明し、地域包括支援センターとも連携します
看護師
家族がいない場合には本人となります。家族がいても本人への説明と理解は必要ですので、心理的な面を支持しながら伝えて行くことが重要と考えます最終的には成年後見人制度の利用になるかと思います
相談員
基本的にはご本人とのお話になると考えます。その後、別居の身よりや最終的には青年後見人などの適応、相談が必要と考えます
医師
義歯があっていないことが考えられます。歯科に紹介し義歯をあわせて頂くと、装着して頂ける方もあると思います
看護師
義歯が合っていない可能性についてまずは歯科医にご相談ください。その後潰瘍や皮膚粘膜の障害等を確認します。最終的に義歯の認識欠如であるならば、食事の形態を変更する必要があるかもしれません
相談員
口腔内の違和感を覚えてられると考えます。歯科医へのご相談をおすすめします
医師
認知症の症状であることを説明させて頂き、適切な対応を指導して頂きます
看護師
認知症の基礎知識や対応を説明します
相談員
ご家族はご本人の事を大切に思われてこその事と思います。まずはその気持ちをくみ取り、丁寧にご説明差し上げる必要があります
医師
認知症についての説明を医師と看護師が行ったり、パンフレットをお渡ししたりしています
看護師
ご家族の立場に立ち、説明するの事が効果的と考えます。認知症を本当の意味で受け入れるまでには長い時間がかかるものであり、ご家族の精神的負担を取り除くことが必要と考えます
相談員
誰にでもなり得る病気であるという啓発活動が必要です。また大人のみならず、こどもにも学校等で啓発活動も必要かと思います
行政
介護者交流会等で、認知症の人を介護している家族(同じ立場の人)と話をする機会を持つことも一つだと思います
医師
向精神約の副作用より、生活機能が悪化する場合がありますが、そのような副作用が出ない程度に薬を調節することが大切です
看護師
医師の回答をご参照ください
相談員
主治医への相談をお願いします
医師
まずは、家族の方だけで受診して頂いたり、「脳の健康診断を受けましょう」と説明し受診に連れてきもらっています。また、地域包括支援センターの相談して頂いて連携をとって受診に結びつけことが可能です
看護師
信頼の置けるかかりつけ医と協働し、認知機能検査を行うなどが考えられます。ご本人も忘れっぽさなどの自覚症状は少なからずあるものなので、気持ちを充分に尊重し、受診を促す事が重要です
相談員
ご本人が信頼を寄せいている方から促す方法や、健診と称し受診に向かうなどの方法が考えられます
医師
原始反射があると嚥下障害があることが多く、水分などの誤嚥に注意が必要です。また、頬や口唇・口腔のマッサージなど十分行うことが大切になります
看護師
清拭用具の誤嚥、誤食に注意する必要があります。また、残存歯の誤嚥や損傷に注意しましょう
相談員
専門外にて回答を控えさせて頂きます
医師
介護サービスの利用は必須と考えています
看護師
地域の支援体制の確立が必要と考えます。医療職だけでなく、地域ボランティアなどの方々を巻き込めるような活動や支援が広がれば、自立した生活が送れるのではないかと考えます
相談員
介護サービスが必須なのは言うまではないものの、利用される方のニーズをくみ取り昇華させていくことが重要と思います
行政
ご本人、ご家族の経緯や現状、思いを知ることがまず必要だと思います
医師
認知症のタイプやその人によって徘徊される原因は様々です。その方が徘徊される理由を考え、その方にあった対応をおこなうことが大切です
看護師
徘徊には目的があると言われています。入院を理解出来ない場合は、何よりも安心して貰うことが有効です。また、金銭面においても安心を与える必要もあります
相談員
ご本人の快・不快となるものに見当をつけ原因に対応する必要があるかと思います
医師
見守りサービスなどおこなっているNPO法人やボランティア団体があり、そのようなサービスを利用するのも方法だと思います。認知症の方は、医療・介護だけでは限界がありますので、地域やボランティアとの連携も大切です。地域包括支援センターなど相談窓口で相談してみて下さい
看護師
配食サービスによる安否確認などはいかがでしょうか
相談員
その地域にある社会資源を洗い出し、より有効に活用してゆくための地域づくりが望まれます
行政
各市町村の保健福祉サービスの中で対象になるサービスがあるかどうか確認するのは一つの方法だと思います