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災害医療フォーラムの開催状況

第12回

開催日時 平成29年10月7日(土)
テーマ 発災時の災害対策本部の設営訓練と災害支援病院(紀和病院)での実動訓練、並びに救護所運営や巡回診療体制構築など亜急性期訓練の実施。
講師等 【講演】
  • 「気仙沼の思い出」~亜急性期の経験~
    講師:川島 実
【実習等】
  • 「市町災害対策本部における巡回診療体制構築訓練」
    講師:橋本保健所 所長 池田 和功
  • 「発災初動の災害対策本部設営訓練(指定職員参加)」
  • 「トリアージ」
    講師:橋本市民病院 整形外科 神藤 一紀
内容

午前の部は東日本大震災時に気仙沼で活躍された気仙沼市立本吉病院の元院長で元プロボクサーという異色の経歴をもつ川島 実先生による「気仙沼の思い出~亜急性期の経験~」の特別講演、また、同時進行で指定職員対象に「発災初動の災害対策本部設営訓練」、特別講演後、1階エントランスでは橋本保健所 池田 和功所長による「市町災害対策本部における巡回診療体制構築訓練」を行い、午後の部の実地訓練に向けた「トリアージ」の実習を行った。

午後の部は例年の実動訓練を災害支援病院である紀和病院でも行い、本部設営から傷病者の受け入れ、搬送までを実施。また、橋本保健所主導で救護所運営、避難所巡回診療の訓練を別で行い、急性期だけでなく亜急性のフェーズでも訓練を実施した。

当院の実動訓練では、災害対策マニュアルの見直しを目的として、コメディカル部門の対応見直し、検査せんと画像せんを変更、また災害カルテを日本集団災害医学会が推奨する災害時標準診療録(通称:J-SPEED)に変更など、基本部分の見直しを行った。

参加者 18機関 259名

第11回

開催日時 平成28年11月19日(土)
テーマ 各市町(橋本市、かつらぎ町、九度山町、高野町)職員による医療救護活動訓練の拡大、並びに災害拠点病院におけるDMAT活動拠点本部の設置。
講師等 【講演】
  • 「熊本震災におけるモバイルファーマシー派遣について」
    講師:和歌山県薬剤師会 常務理事 松尾 哲也
【実習等】
  • 「初動及び情報共有訓練について」
    講師:橋本保健所 所長 池田 和功
  • 「トリアージ」
    講師:橋本市民病院 外科医長 小澤 悟
内容

午前の部は和歌山県薬剤師会による「熊本震災におけるモバイルファーマシー派遣について」の講演、また、1階エントランスでは橋本保健所 池田 和功所長による「初動及び情報共有訓練について」の訓練を行い、午後の部の実地訓練に向けた「トリアージ」の実習を行った。

午後の部は実動訓練で本部機能のうち、外来受け入れ統括部門として外来指揮所を設置、玄関トリアージ後の情報収集や本部との調整をスムーズに行うことができた。また、市町職員による医療救護活動訓練では伊都医師会の先生にも参加いただき救護所を二箇所設置した。規模の増大により模擬傷病者役を80名に増員し比較的大規模な訓練を行った。

参加者 19機関 297名

第10回

開催日時 平成27年10月31日(土)
テーマ 広域災害・救急医療情報システム(EMIS)による要後方搬送等の的確な情報発信、並びに災害支援病院から災害拠点病院までの病院間搬送訓練を実施する。
講師等 【講演】
  • 「モバイルファーマシーについて」
    講講師:伊都薬剤師会 薬剤師 中谷 和洋
  • 「三重県救急医療管制支援システム事業(e-MATCH)について」
    講師:三重大学医学部附属病院救命救急センター センター長・教授 今井 寛
  • 「和歌山県における大規模災害時の死体検案の活動指針について」
    講師:橋本保健所 総務健康安全課 中川 宜哉
【実習】
  • 「トリアージ」
    講師:橋本市民病院 外科筆頭部長 坂田 好史
内容

午前の部は伊都薬剤師会による「モバイルファーマシーについて」の講演、三重大学医学部附属病院救命救急センター長 今井 寛教授による「三重県救急医療管制支援システム事業(e-MATCH)について」の講演、また、橋本保健所による「和歌山県における大規模災害時の死体検案の活動指針について」の講演を行い、午後の部の実地訓練に向けた「トリアージ」の実習を行った。

午後の部は前年までの実地訓練に広域災害・救急医療情報システム(EMIS)による後方支援搬送等の情報発信、並びに今年は山本病院から橋本市民病院(災害拠点病院)までの病院間搬送訓練を実施した。

参加者 16機関 252名

第9回

開催日時 平成26年10月25日(土)
テーマ 和歌山県災害時医療救護活動マニュアルに基づき、重症患者を救命するための広域災害・救急医療情報システム(EMIS)による要後方搬送等の的確な情報発信、並びに災害支援病院から災害拠点病院までの病院間搬送訓練を実施する。
講師等 【講演】
  • 「JPTEC」
    講師:橋本市消防本部 救急隊
  • 「JATEC」
    講師:橋本市民病院 救急科 酒谷 佳世
【実習】
  • 「広域災害・救急医療情報システム」
    講師:橋本市民病院 DMAT調整員 浅田 浩嘉
  • 「トリアージ」
    講師:橋本市民病院 院長代理 嶋田 浩介
内容

午前の部は橋本市救急隊による「JPTEC(外傷病院前救護ガイドライン)」の講演と実演、橋本市民病院救急科による「JATEC(外傷初期診療ガイドライン日本版)」の講演を行い、午後の部の実地訓練に向けた「EMIS(広域災害・救急医療情報システム)」、「トリアージ」の実習を行った。

午後の部は前年までの実地訓練に広域災害・救急医療情報システム(EMIS)による後方支援搬送等の情報発信、並びに紀和病院(災害支援病院)から橋本市民病院(災害拠点病院)までの病院間搬送訓練を初めて実施した。

参加者 14機関 265名

第8回

開催日時 平成25年11月2日(土)
テーマ 災害発生時に最大多数の被災者に対して最善の救助救急、医療救護活動を展開するため、関係機関合同で教育訓練を行い、各自の資質向上を図るとともに、相互協力関係を構築する。
講師等
  • 「集団災害医学会に参加して」
    講師:橋本市民病院 看護師 古垣 秀治
  • 「METHANE レポート研修」
    講師:橋本市民病院 DMAT調整員 浅田 浩嘉
  • 「START式トリアージ研修」
    講師:橋本市民病院 院長代理 嶋田 浩介
  • 「災害時における重症患者の長距離航空搬送」
    講師:航空自衛隊 小牧基地 機動衛生隊 隊長 石川 誠彦
内容

午前の部は「災害医療に関する座学及び実習」として、災害医療に関する各種研修を実施と、航空自衛隊における重症者の長距離航空搬送「空飛ぶICU」部隊を東日本大震災の実例も踏まえた講演を行った。

午後の部は伊都医師会、橋本市、の協力で救護所を設置し、城山台自主防災組織による住民救助といったサテライト訓練を行うとともに、近隣病院も参加していただき、当院での傷病者受け入れ訓練を合同で行った。

参加者 13機関 250名

第7回

開催日時 平成24年10月20日(土)
テーマ 橋本市を含む橋本医療圏の関係機関が集結し、災害時に最善の医療救護活動を迅速かつ円滑に行えるよう教育訓練を通じた資質向上並びに相互協力関係の構築を図る。
講師等 「エマルゴトレインシステムによる机上訓練」
~和歌山県災害時医療救護活動マニュアルに基づく、橋本医療圏における医療救護体制について検証する~
  • 講師:地方行政法人 堺市病院機構 市立堺病院 救急外科部長 中田 康城 先生
内容

午前の部は災害発生時に最善の医療救護活動を展開し、関係機関の教育訓練を通じて資質向上並びに相互協力関係の構築を図ることを目的にエマルゴトレインシステムを用いた机上訓練を行った。

午後の部は伊都医師会、橋本市の協力で救護所を設置及び奈良県立五條病院DMAT隊のビル閉じ込め傷病者の救助や城山台自主防災組織による住民救助といったサテライト訓練を行うとともに、当院での傷病者受け入れ訓練を合同で行うなど、病院間搬送を想定した災害実地訓練を実施した。

参加者 14機関 278名

第6回

開催日時 平成23年11月19日(土)
テーマ 模擬傷病者の受け入れ訓練及び関係機関との病院間搬送等の連携訓練
講師等 「低体温症について」 
  • 講師:橋本市民病院 副院長 嶋田 浩介
「トリアージについて(復習)」 
  • 講師:橋本市民病院 外科医長 嶋本 哲也
「石巻赤十字病院の100日間を読んで(DVD鑑賞)」
内容

午前の部は「東日本大震災を見て、今、我々に準備できることは」をテーマにしたシンポジウムを行った。

午後の部は伊都医師会、橋本市の協力で救護所を設置、新たに近隣病院である和歌山県立医科大学附属病院紀北分院、紀和病院、山本病院にも参加していただき、時間や医療資源を制限することで現実に近い状況を作り出し、限られた時間と物的・人的資源を最大限に活用し、如何に傷病者を効率的に救命できるかをテーマとして模擬傷病者50名程度を使った災害実地訓練を行うとともに、関係機関が協力し病院間搬送の連携を想定した訓練を実施した。

参加者 18機関 181名

第5回

開催日時 平成22年10月2日(土)
テーマ 模擬傷病者の受け入れ訓練及び関係機関との病院間搬送等の連携訓練
講師等 「エマルゴトレーニングによる机上訓練」
和歌山県、橋本市、橋本市民病院、医師会の各マニュアルの整合性を問う
  • 講師:市立堺病院 高度救急・災害医療担当部長 中田 康城 先生
内容

模擬患者50名程度を用いた災害実地訓練を行うとともに、当院ならびに和歌山県、伊都医師会、橋本市、消防、警察等の関係機関が協力し、病院間搬送の連携を想定した実動訓練を行った。

参加者 16機関 181名

第4回

日時 平成21年10月4日(土) 9:00~16:30
テーマ 模擬傷病者を用いた災害実地訓練
講師等 防災井戸端会議「わが家の危険と対策についてのワークショップ」
  • 司会進行 橋本市市民安全課
講演1「ホスピタル MIMMSについて」
  • 講師:独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター
        救命救急センター医長兼副センター長 西野 正人 先生
内容

午前にホスピタル MIMMS(※)についての講演会と地震が起きたときの心構えや準備に関するワークショップを行った。

午後からMIMMSのマネジメントを心掛け、橋本市直下型地震で建物倒壊、紀ノ川南山間部における落石事故及び南海電車の脱線事故を想定して、初めて疑似傷病者40名程度を使った災害実地訓練を行った。

※ Major Incident Medical Management and Supportの略で、大規模災害等の場合に、医療関係者だけでなく、行政や警察、消防などとの連携をどう取り行動するか等を学ぶ講習会
参加者 11機関 225名

第3回

開催日時 平成20年10月6日(土) 9:00~16:30
テーマ 「アクションカードを用いたPEWCs」
講師等 「あなたもマスター! METHANE REPORT」
  • 講師:橋本市民病院 泌尿器科医師 浦 邦委
「医療機関における除染対策について」
  • 講師:株式会社ノルメカエイシア
       代表取締役社長兼C.E.O 千田 良 先生
「大事故災害に対する英国の医療対応システム(MIMMS)について」
  • 講師:近畿大学医学部救急診療部 教授
       MIMMS日本委員会 会長 嶋津 岳士 先生
「復習しよう!START式1次トリアージ DMAT研修の内容で」
  • 講師:橋本市民病院 副院長 嶋田 浩介
  • ○院内災害訓練 MIMMS PEWCs
内容

今回の主要部分はPEWCs(Practical Exercises Without Casualties 傷病者を用いない訓練)であり、災害発生時に当院はどうやって傷病者を受け入れる準備を行えるかという訓練であった。

午前中は当院がDMAT研修で学んできたMETHANEの講習を行い、続いてMIMMSについて、日本MIMMS委員会の委員長である嶋津教授にご講演いただいた。ノルメカエイシアの千田社長にはNBC災害においての除染を講義いただいた。午後は同様に、DMAT研修で学んだトリアージのうちのSTART方式の1次トリアージについて学習した。その後、南海大地震を想定し、当院の受け入れ態勢を整える訓練を行った。

参加者 12施設 149名

第2回

開催日時 平成19年10月6日(土) 9:00~16:30
テーマ 「アクションカードを用いたエマルゴ」
講師等 講演1.「大規模災害時の消防活動」
  • 講師:大阪市消防局 消防司令長 藤井 茂樹 先生
講演2.「災害時における警察機関の対応」講師:
  • 講師:京都府警察本部 巡査部長 加古 嘉信 先生
講演3.「中越沖地震におけるDMAT活動」講師:
  • 講師:兵庫県災害医療センター 副センター長 中山 伸一 先生
アクションカードを用いたエマルゴ訓練
  • 講師:鳥取大学医学部 助教授 中田 康城 先生
  • 泉州救命救急センター職員 3名(ファシリテーター担当)
内容

午前中は座学を行い、災害時では各部門がどのように動いていくかを学習した。午後からは災害時の行動を示した各部門のアクションカードを用いてエマルゴ訓練を行った。

参加者 16施設 182名

第1回

開催日時 平成18年10月7日(土) 9:00~16:30
テーマ 「災害医療の基礎知識 トリアージとCSCA」
講師等
  • 講師:鳥取大学医学部 救急災害医学分野 助教授
       同大学付属病院救命救急センター副センター長 中田 康城 先生
  • 訓練ファシリテーター:泉州救命救急センター職員4名
  • 講評:和歌山県立医科大学
       救急集中治療部長・救命救急センター長 教授 篠崎 正博 先生
内容

橋本市においても高速道路が開通する予定であり、これに伴う大事故災害、または東南海大地震等、大事故災害が予想される中で、これらに迅速に対応するため、橋本市、橋本市消防本部、橋本市民病院が中心となり、各関係機関と協同・連携し救命活動が行えるように訓練を実施した。午前は総合的な座学を行い、午後からは講師である中田先生の指導のもとエマルゴと呼ばれる机上訓練を実施した。

参加者 18施設 161名
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